アウトバストリートメントは、カラーやパーマ、アイロンなどによって傷んだ髪の毛を保護してくれるヘアケアには欠かせないアイテムです。
- トリートメントオイル
- トリートメントミルク
- トリートメントミスト
などの種類があり、それぞれに性質や使い方が異なります。
アイテムや販売しているメーカーによって価格にも差が出やすいため、

「どれを使ったらいいのか分からない…」
と、なりやすいでしょう。
この記事では、アウトバストリートメントの正しい使い方と髪質に合った選び方について、現役美容師の私が解説していきます。
アウトバストリートメントとは?
アウトバストリートメントは、シャンプー後の濡れている髪の毛に使うタイプのヘアケアアイテムです。
基本的に、カラーやパーマ、アイロンなどで傷んだ髪の毛には必要です。
つけることで髪の毛の表面にツヤを出し、ツヤサラな仕上がりにしてくれます。
髪の毛にあまりダメージがなくても、加齢や環境ストレスなどで髪の毛が弱ってきたと思ったら、使った方が良いでしょう。
放っておくと切れ毛や細毛などが出てきてしまうこともあるため、早めのケアが大切です。
アウトバストリートメントは髪質によって使い分ける
アウトバストリートメントには、
- トリートメントオイル
- トリートメントミルク
- トリートメントミスト
といった種類があります。
使用感がそれぞれ違うので、好みの質感のものを選んでも構いません。
ただ、髪質に合わせた選び方を知っておくと、迷った時に判断しやすいでしょう。
ここでは、私が美容師としてお客様の仕上げに使う際、実際に使い分けているポイントについて説明していきます。
トリートメントオイルが合う髪質は?
トリートメントオイルは、
といった髪質の方におすすめです。
細くて柔らかい髪質は、毛先がまとまりづらく静電気も起きやすい性質があります。
トリートメントオイルは仕上がりがしっとりしやすく毛先もまとまりやすいため、静電気によるパサつきも起きづらくなります。
また、細毛や軟毛はもともとカラーやパーマ、アイロンなどによるダメージを受けやすい髪質です。
乾かす前に髪の毛の中間~毛先につけ、ドライヤーやアイロンなどの熱によるダメージから保護してあげるようにしましょう。
⇒ヘアオイルの正しい使い方とタイミングは?朝・夜・目的別の方法をプロが解説
トリートメントミルクが合う髪質は?
トリートメントミルクは、
の方におすすめです。
これらの髪質の方はもともと、ヘアスタイルが重い印象になりやすいもの。
先述したトリートメントオイルなどを使ってしまうと、オイルの重さが加わることによって余計に重い印象になってしまいます。
トリートメントミルクはオイルよりも重くならず、軽い仕上がりになるため、ふんわりとしたヘアスタイルを求める方には特にオススメです。
トリートメントミストが合う髪質は?
トリートメントミストは、
の方におすすめなアウトバストリートメントです。
トリートメントミストは、オイル系やミルク系に比べて水分量が多いため、サラサラな仕上がりになりやすい特徴があります。
乾燥毛には水分が必要です。
髪の毛内部に水分を含ませやすいトリートメントミストであれば、乾燥してパサついた髪の毛でもサラサラな仕上がりにしやすいでしょう。
アウトバストリートメントの正しい使い方
アウトバストリートメントには、
- トリートメントオイル
- トリートメントミルク
- トリートメントミスト
などの種類があり、それぞれに正しい使い方があります。
間違った使い方をしてしまうと、余計に髪の毛を傷ませてしまうこともあるため、正しい使い方をしっかりと覚えておく必要があります。
ここでは、各アウトバストリートメントの正しい使い方について説明していきます。
トリートメントオイルの正しい使い方
トリートメントオイルは、シャンプー後の髪の毛が濡れているタイミングで使います。
髪の毛の水分をタオルで優しく拭き取った後、中間から毛先にかけてつけましょう。
つける量は、
- ショートorボブ…1~5プッシュ
- セミロング…5~2プッシュ
- ロング…2~3プッシュ
程度が目安です。
使い方は、
先に髪の毛の表面につけてしまうと、オイルがつきすぎてしまうことでベタついた仕上がりになってしまうので、必ず内側を先につけるようにします。
つけた後はドライヤーでしっかりと乾かしてあげましょう。
⇒【2022年】美容師おすすめドライヤーランキング!ヘアケア向け~コスパ最強まで解説
トリートメントミルクの正しい使い方
トリートメントミルクは、髪の毛を乾かす前と後の2回使いましょう。
使う量はトリートメントオイルと同じく、
- ショートorボブ…1~5プッシュ
- セミロング…5~2プッシュ
- ロング…2~3プッシュ
程度が目安です。
使い方は、
と、なります。
トリートメントミルクはオイルと違って油分が高くはないため、つけすぎてもベタつく心配がありません。
濡れている髪の毛はキューティクルが開いている状態です。
乾かすことでキューティクルが閉じるため、トリートメントミルクを乾かす前と後の2回つけてあげることで、髪の毛を内と外からケアしてくれます。
トリートメントミストの正しい使い方
トリートメントミストは、ヘアアイロンで髪の毛を伸ばす前に使います。
使う量は、
- 髪の毛がしっとり湿る程度
です。
トリートメントミストをつけすぎてヘアアイロンを使用してしまうと、水分が蒸発して高温のスチームが出ることがあります。
高温のスチームは髪の毛を非常に傷めやすいため、濡らし過ぎには注意が必要です。
使い方は、
となります。
ポイントは、髪の毛から距離を離してトリートメントミストをかけてあげること。
シャンプー後に髪の毛をドライヤーでしっかりと乾かしたら、できるだけ細かい霧状になるようにトリートメントミストを髪の毛から少し離してつけます。
その後、ヘアアイロンで伸ばせば、サラサラな仕上がりになります。
ヘアアイロンで伸ばした後、トリートメントミルクを最後の仕上げとして中間から毛先に使ってあげると、さらに質感がアップします。
⇒【2022年版】ストレートにするヘアアイロンの選び方と人気のおすすめランキング!慣れない初心者でも傷めず簡単に
特にダメージ毛になっている髪の毛であれば、おすすめな使い方です。
人気のおすすめアウトバスアイテムは?
アウトバスアイテムは、多くのメーカーが様々な種類の商品を販売しています。

「数が多すぎてどれが良いのか分からない!」
といった方も多いのではないでしょうか。
ここでは、
- トリートメントオイル
- トリートメントミルク
- トリートメントミスト
それぞれのおすすめ人気アイテムを紹介していきます。
おすすめトリートメントオイル人気ランキングBEST3
おすすめトリートメントミルク人気ランキングBEST3
おすすめトリートメントミスト人気ランキングBEST3
まとめ
この記事では、
- アウトバスの種類と選び方
- アウトバスアイテムの正しい使い方
- 人気のおすすめアウトバスランキング
について紹介しました。
アウトバストリートメントを選ぶ際には、髪質との相性を考えることが非常に大切です。
髪質に適したアイテムを使うことで、扱いやすく上品な仕上がりになるでしょう。
是非、あなたに合ったアウトバストリートメントを探してみてください!
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