3月から夏にかけ、急に強くなってしまう紫外線。
この時期になると日焼け止めアイテムを使い、しっかりと肌のケアをすることが重要となります。

「去年の日焼け止めが残っているけど使って大丈夫かな…?」

日焼け止めに使用期限ってあるの?
なんて思っていませんか?
この記事では、去年の日焼け止めアイテムを使用する上での注意点や効果、使用期限について詳しく説明していきます。
日焼け止めアイテムの種類
タイプ | 特徴 | メリット | デメリット |
スプレー |
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ジェル |
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ローション |
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ミルク |
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クリーム |
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パウダー |
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スティック |
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タイプ別に日焼け止めアイテムの特徴とメリット、デメリットをまとめた表がこちらです。
それぞれにメリット、デメリットがあるので、生活スタイルやシーンに合わせた使い方が重要です。
ここでは、それぞれの日焼け止めアイテム別の特徴について説明していきます。
簡単に使えてアウトドア向けのスプレータイプ
顔や腕、髪の毛などに「シューッ」と吹きかけるだけで簡単にUV対策ができるため、気軽に使いやすいスプレータイプ。
使用感が軽めで塗り直しがしやすいため、アウトドアなどのレジャーでも使いやすい特徴があります。
ただ、塗りムラになりやすいので、吹きかけた後にはつけた箇所を馴染ませるようにした方が良いでしょう。
仕様上、飛び散りやすい特徴もあるため、屋外での使用がおすすめです。
サラサラな質感でベタつかないジェルタイプ
のばしやすくサラサラな使用感が特徴的なジェルタイプ。

「しっかり肌を保護したいけどあまりベタベタするのは…」
と、いう方におすすめです。
テクスチャが透明な製品が多く、みずみずしい軽い質感です。
ただ、アルコールが配合されている製品もあるため、肌の弱い方や敏感肌の方であれば、内容成分の確認をしっかりと行うようにした方がいいでしょう。
手軽に使えて化粧水感覚のローションタイプ
化粧水をつけているような感覚で使いやすく、手軽につけられるローションタイプ。
テクスチャが液状になっている製品が多いため、使用時にのばしやすい特徴があります。
男性や小さなお子様でも使いやすいタイプではありますが、効果の弱い製品が多いため、紫外線の強い時期や屋外での使用には不向きです。
下地として使ってしっかりカバーするミルクタイプ
肌に優しく、ノンケミカルの製品が多く販売されているミルクタイプ。
メイク下地としても使われていることが多いため、馴染みやすくのばしやすい特徴があります。
ただ、他のUVアイテムと比べると多少ベタつきやすく、白浮きしてしまうことも。
使用前には容器を振ってしっかりと混ぜてから使うなど、慣れが必要な面もあります。
高い保湿力とカバー力が魅力のクリームタイプ
保湿力が高くしっとりとした使用感が特徴的なクリームタイプ。
ムラになりにくくしっかりと肌をカバーできるため、

「絶対日焼けしたくない!」
といった方におすすめです。
ウォータープルーフタイプも多く販売されているので、海やプールなどのレジャーでも使いやすいでしょう。
ただ、しっかりとカバーできる分、専用のクレンジングなどで落とす必要があります。
塗り直しが簡単で女性向けのパウダータイプ
ファンデーションをつける感覚で使用できるため、簡単に塗り直せて女性向けのパウダータイプ。
簡単に塗り直しができるため、日射しが強く、何度も塗り直す必要がある日には使いやすいUVアイテムです。
粉状なので落ちやすいデメリットがあり、製品によっては専用のクレンジングを使ってメイクオフする必要もあります。
密着性が高く部分的に使いやすいスティックタイプ
鼻や耳などの部分的なケアに使いやすいスティックタイプ。
塗り直しが簡単で密着性が高いため、部分的な日焼け対策がしたい方におすすめです。
ただ、使用後に落とすには専用のクレンジングが必要なことが多く、凹凸部には使いづらいデメリットもあります。
ミルクやクリームなどで全体的なケアをした後のプラス1アイテムとして使うようにしましょう。
番外編 暑い時期には必須のUVマスク
春、夏でも使いやすいUVカットマスク。
『マスク焼け』対策としては必須アイテムです。
先述した日焼け止めアイテムを使用した上で、マスク自体もUV加工のものを使うと、よりしっかりと春、夏のケアができるでしょう。
暑い時期でも蒸れづらい製品が多く販売されているのが特徴です。
近年ではおしゃれな形状のものもたくさん販売されているため、非常におすすめです。
日焼け止めアイテムの効果
日焼け止めは紫外線から肌を守るために使用するアイテムです。
春先から紫外線量は急に多くなってしまうため、主に3月以降に使用する方が多くなるでしょう。
ですが、実は紫外線は、一年を通して降り注いでいます。
紫外線には、
- UV-A
- UV-B
- UV-C
の3種類があります。
このなかの『UV-B』を人体が浴びると、肌が軽度のやけどを負った状態になり、『日焼け』することになります。
また、『UV-A』は浴びることで『シミ』や『しわ』の原因となります。
日焼け自体の予防以外にもこれらの肌トラブルから自身を守ることが、日焼け止めアイテムの効果となります。
ちなみに、『UV-C』はオゾン層によって遮られるため、地表への影響はありません。
使用期限はあるの?
日焼け止めアイテムには基本的に使用期限はありません。
化粧品自体が品質が非常に安定しているものなので、状態さえ良ければ、数年経っていても問題なく使用できます。
とは言え、既に開封してしまっているものであれば酸化が進み、本来の効果が弱くなっている可能性もあります。
目安としては、
- 開封後…1年程度
- 未開封…3年程度
で使い切るようにしましょう。
劣化した日焼け止めアイテムの見分け方
日焼け止めアイテムは劣化すると、
- 異臭
- 変色
- 分離
- 使用感の変化
などが起きることがあります。
ここでは、日焼け止めアイテムが劣化した場合のそれぞれの見分け方について説明していきます。
異臭がする
使用している日焼け止めアイテム本来の香りではない異臭がした場合は、劣化して状態が悪くなっている可能性があります。
特に、
- 油臭い
- 悪臭がする
といった場合であれば使用は危険です。
使用すると肌に何らかのトラブルが起こる危険性もありますので、廃棄した方が良いでしょう。
変色している
本来の日焼け止めアイテムの色に比べて、
- 黄ばんでいる
- 黒ずんでいる
などの場合は、酸化によって変色し劣化している状態です。
このような場合は使用を止めましょう。
酸化した化粧品を使用すると肌も酸化してしまう恐れがあり、シミやしわの原因となります。
分離している
クリームタイプやミルクタイプの日焼け止めの場合、成分が変質することで分離することがあります。
特にミルクタイプの場合は、本来の使用方法がつける前に振る必要があるため、見分けづらいかもしれません。
通常時よりもテクスチャが固すぎたり、緩すぎたりしたら注意しましょう。
使用感に変化がある
見た目も香りもなにも問題なさそうでも、つけてみると使用感が普段と違う場合があります。
この場合も成分が劣化している可能性があるため、違和感がある時は使用を控えるようにしましょう。
劣化した日焼け止めアイテムの注意点
上記した何らかの異常があっても、

「捨てるのはもったいないし…」
と思って使ってしまうと、
- 肌荒れ
- かゆみ
- 赤み
- かぶれ
- シミ
- しわ
などの症状が出てしまうことも。
劣化した日焼け止めには本来の効果は期待できず、使用することで重大な肌トラブルに繋がる危険性もあります。
もし劣化した日焼け止めを誤って使用してしまい、上記したような症状が出てしまった場合は、すぐに使用を止め専門医に相談するようにしましょう。
日焼け止めアイテムの正しい保存方法
購入した日焼け止めアイテムを使い切ることができず、翌年まで持ち越す場合は、正しく保存することが重要です。
日焼け止めアイテムの正しい保存方法としては、
- 冷暗所に保管する
- 直射日光を避ける
- 清潔さを保つ
となります。
ここでは、それぞれの理由について説明していきます。
冷暗所に保管する
日焼け止めアイテムを含む各化粧品は、温度や湿度によって変質し、劣化しやすい性質があります。
高温多湿の場所を避けて冷暗所に保存すると、品質が保たれやすくなり、翌年のシーズンでも使えるようになるでしょう。
直射日光を避ける
直射日光が当たる場所は温度が高くなりやすく、品質の劣化に繋がります。
シーズン中に日焼け止めアイテムを使用する際にも、できる限り直射日光の当たらない場所に保管するようにしましょう。
清潔さを保つ
特にチューブ式の容器に入っている日焼け止めアイテムの場合は、長期間保管すると容器の口の部分に雑菌が繁殖しやすくなります。
使用後にははみ出たテクスチャをしっかりと拭き取り、清潔にしておきましょう。
また、蓋がしっかり閉まっていないと、酸化の原因となります。
翌年のシーズンでも使用できるように、清潔に保管することが大切です。
使用期限を気にしないで使うには?
「正しく保管するなんてめんどくさい!」
といった方であれば、
などの方法がおすすめです。
大サイズの商品は避ける
お徳用などのサイズの大きい日焼け止めアイテムは、使い切ることが難しい商品です。
できるだけ小さめの商品を購入することで、1シーズンで使い切れるようになります。
大きめのサイズの商品を購入する場合は、3~4月頃の紫外線が強くなり始める時期だけにしましょう。
年間を通して使用する
紫外線が強くなる3月移行や、日差しの強い夏にだけ日焼け止めアイテムを使用するのではなく、年間を通して使用するようにすれば、使用期限を気にする必要は無くなります。
紫外線は春先から急に強くなりますが、実は一年中降り注いでいるもの。
年間を通して使用することで、スキンケアにもなります。
とは言え、秋や冬にSPFの高いものを使用する必要はないため、肌に負担をかけづらい季節に合った商品を選ぶようにしましょう。
まとめ
この記事では、
- 日焼け止めの種類と効果
- 日焼け止めの使用期限
- 劣化した日焼け止めの見分け方
- 日焼け止めの正しい保存方法
について解説しました。
肌トラブルが起こらないよう、正しくケアして暑い季節を楽しみましょう!
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