ヘアオイルはヘアケアやスタイリング剤として使いやすいため、日常的に髪の毛につけている方も多いアイテムです。
ただ、使い方を間違えてベタベタしてしまったり、なかなか乾かなかったりした経験を持つ方も多いのではないでしょうか?
この記事では、美容師の私が
- 正しいヘアオイルの使い方やつけるタイミング
- 朝・夜で変える使い所
- 髪質別おすすめヘアオイル
について、詳しく説明していきます。
ヘアオイルの目的と効果は?
ヘアオイルは髪の毛につけることで、
- 保湿
- ツヤ
を与えてくれる効果が期待できます。
正しく使えばツヤサラな状態をキープすることもできますが、つけすぎたり量が足りなかったりすると、ベタつきや乾燥となってしまうことも。
アウトバスアイテムとして使うことでヘアケアをしながら、スタイリング剤として使うこともできるため、正しい使い方さえ守れば非常に使いやすいでしょう。
使う際には、
- ご自身の髪の毛の長さや毛量に適したオイル量
- 髪質に合ったオイル
を、意識することが重要です。
ヘアオイルの基本的な使い方
まずは、基本的なヘアオイルの使い方について説明していきます。
行程としては、
- スプレイヤーで髪の毛を濡らす
- 適量を髪の毛の内側からつける
- 手に残ったオイルを髪の毛の表面につける
- ブロー
となります。
スプレイヤーで髪の毛を濡らす
ヘアオイルをつける前には、スプレイヤーで髪の毛を軽く濡らし、湿らせておきましょう。
髪の毛は濡れるとキューティクルが開く性質があります。
軽く濡らすことでヘアオイルが馴染みやすくなり、つけムラを防ぐことにも繋がります。
あまりビシャビシャに濡らしてしまうのはNG。
程よく湿っている程度を目安に濡らすようにしましょう。
適量を髪の毛の内側からつける
ヘアオイルをつける順番は、
- 耳上や襟足付近などの内側
- トップ付近の表面
- 前髪(必要であれば)
となります。
最初に髪の毛の表面にヘアオイルをつけてしまうと、見た目が重くなり、ベタベタした質感になってしまいます。
適量を手に取り、手のひら全体に伸ばしたら、耳上や襟足などの内側からヘアオイルをつけていきましょう。
適量の目安としては、
- ショート…1~5滴
- ボブ…2滴前後
- ミディアム…2~3滴
- ロング…3~4滴
程度となります。
手に残ったオイルを髪の毛の表面につける
内側につけた後、手に残ったヘアオイルを髪の毛の表面につけていきます。
この時、できるだけ根元にはつけないようにします。
中間から毛先にかけて傷んでいる箇所を中心につけていきましょう。
必要であれば、この時に前髪にもつけていきます。
前髪はヘアオイルを多くつけすぎると非常にベタついた質感になってしまうため、毛先に軽くつける程度にしましょう。
ブロー
全体的にヘアオイルを髪の毛につけたら、ドライヤーとブラシを使ってブローしていきます。
正しくヘアオイルがついていれば、毛先が絡むこともなく、ツヤツヤな仕上がりになるでしょう。
使用するドライヤーはご自身の髪の毛に適したものを使うと、よりツヤツヤ、サラサラな仕上がりになります。
⇒【2022年】美容師おすすめドライヤーランキング!ヘアケア向け~コスパ最強まで解説
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朝のヘアオイルの使い方
朝にヘアオイルを使うことで、セット時に使用するドライヤーやアイロン、コテなどによる熱ダメージから髪の毛を守ってくれたり、紫外線や乾燥によるダメージから髪の毛を守ってくれる効果が期待できます。
また、スタイリング剤として使用することで、艶やかな仕上がりを1日中キープさせることも。
ここでは、ヘアオイルを朝に使うタイミングについて、説明していきます。
セット前に使って熱ダメージから守る
寝ぐせを直す際のブラッシングが原因で、枝毛や切れ毛になってしまうことは多いもの。
毛先が引っかかっていても無理にブラシを入れてしまい、より引っかかりやすい状態になる『負のスパイラル』に。
また、アイロンやコテを日常的に使用する方は、熱によるダメージが蓄積されているかもしれません。
これらの場合には、毛先にヘアオイルをつけてからセットしてあげましょう。
どちらの場合でも先にヘアオイルを毛先につけてあげることで絡まりづらく、まとまりやすくなります。
毛先の傷みが酷くなると毛先を中心に広がりやすくなってしまうため、早めのケアが重要です。
スタイリング剤として仕上げに使う
ヘアオイルをスタイリング剤として使うことで、濡れ髪風のウェットな仕上がりにすることもできます。
また、編み込みやアップスタイルに仕上げる方であれば、中間から毛先につけることでまとまりやすくなり、アレンジしやすいでしょう。
ただ、ヘアオイルの種類によっては、思っているよりもまとまらないことがあります。
髪質やダメージレベルなどに適したヘアオイルを使用することが非常に大切です。
夜のヘアオイルの使い方
夜は髪の毛や頭皮が1日中受けていたダメージを和らげてあげるように、ヘアオイルを使いましょう。
正しい使い方を知っておくことで、翌朝の髪の毛を健全な状態にすることもできます。
シャンプー前に使って毛先の摩擦を軽減
使用しているシャンプーによっては、髪の毛や頭皮に刺激の強い成分が含まれていることもあり、洗うたびに髪の毛を傷ませている可能性も。
シャンプー前に髪の毛の中間~毛先にヘアオイルを揉みこんでからシャンプーするようにすると、髪の毛を保護してくれる役割があります。
ただ、オイルがついた状態の髪の毛は泡立ちづらくなってしまうため、予洗いや泡立てをしっかりと行うようにしましょう。
アウトバスとしてドライヤーの熱から守る
シャンプー後の濡れている状態の髪の毛は、キューティクルが開いているため、傷みやすくなっています。
速めにドライヤーで乾かす必要がありますが、乾かす前にヘアオイルを髪の毛の中間~毛先につけてあげると、熱から守ってくれるようになります。
⇒【2022年】美容師おすすめドライヤーランキング!ヘアケア向け~コスパ最強まで解説
頭皮にオイルパック
時間がある程度作れる夜だからこそできるケアとして、頭皮パックがあります。
毎日する必要はありませんが、たまにしてあげると頭皮もすっきりしてリラックスできるでしょう。
- 髪の毛が乾いている状態で軽くブラッシングする
- ヘアオイルを髪の毛と頭皮に馴染ませる
- 頭に蒸しタオル(ラップ)を巻いて20~30分程度放置する
- シャンプーしてしっかりと洗い流す
オイルパックはお風呂に入る直前にするのが良いでしょう。
オイルパック後はしっかりと洗い流しておかないと、髪の毛や頭皮にオイルが残り、ベタベタな仕上がりになってしまいます。
頭皮にもオイルをつけるため、動物性のオイルなどは×。
毛穴が詰まってしまう恐れがあるため、アルガンオイルやホホバオイルなどの植物性オイルを使用するようにしましょう。
ヘアオイルを使う際の注意点
朝・夜に合わせた正しい使い方をしていれば、ツヤやハリが出て適度にまとまったヘアスタイルに仕上がるでしょう。
ただ、間違った使い方をしてしまうと、毛先がうまくまとまらず、ベタベタした仕上がりになってしまうことも。
ここでは、ヘアオイルを使用する際の注意点について説明していきます。
ヘアオイルをつける前にはコーミング
ヘアオイルをつける前には、髪の毛をコーミングしてキューティクルを整えてあげましょう。
使い慣れているブラシなどを使用し、毛先の絡みを取りながら徐々に中間~根本にかけて髪の毛を梳かしていきます。
コーミングをしないでヘアオイルをつけてしまうと、均等にオイルが髪の毛に馴染まず、バサバサな仕上がりになりやすいでしょう。
根元にはつけない
ヘアオイルは、髪の毛の中間~毛先にかけてつけるようにしましょう。
根元付近につけてしまうと立ち上がりが出づらくなり、ベタつきの原因となります。
使用量を守る
ヘアオイルはつけすぎてしまうと、ヘアスタイルも重くなり、ベタつきの原因となります。
髪の毛の長さや毛量、品質などでも多少異なりますが、上記した
- ショート…1~5滴
- ボブ…2滴前後
- ミディアム…2~3滴
- ロング…3~4滴
程度が目安となります。
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髪質に合わせたヘアオイルの選び方
髪質によってヘアオイルを使い分けることで、ベタつきや乾燥を抑えられるようになります。
髪質の分け方としては、
- 軟毛
- 硬毛
- くせ
となります。
ここではそれぞれの髪質に合ったヘアオイルの選び方について説明していきます。
軟毛向けヘアオイル
軟毛の方は、軽めのテクスチャでサラッとしたタイプのヘアオイルがおすすめです。
しっとりとした重めのテクスチャだと、オイル自体の重さに髪の毛が負けてしまい、ペタッとしやすくなります。
- アルガンオイル
- ホホバオイル
- アーモンドオイル
- オリーブオイル
などが配合されているヘアオイルを選ぶと良いでしょう。
価格(税込) | 2,200円 |
容量 | 100ml |
香り | フルーティフローラル |
仕上がり | サラツヤ |
硬毛向けヘアオイル
硬毛の方は、重めのテクスチャでしっとりした質感になるヘアオイルがおすすめです。
ツヤやまとまりが出やすくなるため、毛先の広がりなども抑えられるでしょう。
- アルガンオイル
- ホホバオイル
- ツバキオイル
- シアバター
- スクワラン
などが配合されているヘアオイルを選ぶと良いでしょう。
毛先のまとまり感が◎
ボブスタイルやウェーブスタイルの方への仕上げには特におすすめです。
価格(税込) | 3,176円 |
容量 | 150ml |
香り | マンダリンオレンジ&ベルガモット |
仕上がり | 濡れ髪風 |
くせ毛向けヘアオイル
くせ毛の方は、くせが伸びやすくなる成分が配合されているヘアオイルがおすすめです。
- γ-ドコサラクトン
- エルカラクトン
これらの成分はドライヤーやアイロンなどの熱に反応してくせを伸ばす性質があります。
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事前に髪の毛につけてあげることでまとまりや流れが出やすくなるため、セットしやすくなるでしょう。
価格(税込) | 2,035円 |
容量 | 100ml |
香り | グリーンフローラルフルーティ |
仕上がり | サラサラ |
まとめ
この記事では、
- ヘアオイルの基本的な使い方
- 朝にヘアオイルを使うタイミング
- 夜にヘアオイルを使うタイミング
- 髪質に合わせたヘアオイルの選び方
について説明しました。
正しくヘアオイルを使用して、扱いやすくツヤのある髪の毛を目指しましょう!
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